yuka_rin’s blog

マーケや広報 / IT / キャリア /コミュニティなどのお話を中心に書いていきます

技術習得のスピードと世間のスピード、キャリアの岐路がここにある

こんばんは、青木です。

JAWS-UGおおいたで登壇したときの資料を社内でシェアしたら、思ったよりも反響がありました。

 

www.slideshare.net

 

私がコミュニティに関わるようになるまでのお話、関わってからのお話を中心に書いています。後半では、私の前職の経験(IT系人材会社のキャリアアドバイザー担当)から、キャリアカウンセリングについて触れています。

 

転職活動やキャリアチェンジについての話で、

『「◯◯ができるようになってから…」→そのスピードより世界のスピードの方が絶対に早いです』と、しれっと容赦なくぶった切ってる一文がありますw

今見ると、技術もできないのに偉そうなこと書いてるな…

 

この文言について、「そのとおりだ!!」と社内で言ってくれた人がいました。

さらーっと書いちゃってたので、自分ではこの言葉をなぜ書いたのか掘り下げていなかったです。

なのでこのブログで掘って行こうと思います。

 

"人が技術を習得するスピードより、世界のスピードの方が絶対に速い"----

これ、「絶対」とは言わないまでも、ちょっとした真実ではあるのです。

私はそう思ってます。確信しています。

技術を習得するのにはやはり時間がかかりますし、じゃあどこまでできたらいいのかという線引きも難しい。

そして何より、その技術を習得している間も時間は過ぎます。

確実に年をとります。

狙っている会社の募集枠はなくなるかもしれないし、景気が悪くなるかもしれない。それに、年齢が上がると、採用側のハードルもやはり上がります。これはかなり重要なポイントです。

もちろん、募集はこれからも続くかもしれないし、もっと景気がよくなるかもしれない。でも、年をとるこことだけは確実…。

 

なので、「これを習得したら、転職活動を始めよう」はあまりおすすめしていないのです。少なくとも、勉強しながらでもお仕事情報を探していってみてください、人と会ってみてください、って伝えます。真面目な方ほど頑張りすぎちゃうというのもあります。

 

それに、もしかしてもしかすると、

勉強することで「前進している」と思い込む方向に「逃げている」可能性も…。

もしかして、もしかして…。

 

ちょっと辛口になってしまいました。

 

ピンチはチャンス。

そしてチャンスは、往々として、自分が予想していないタイミングで訪れたりします。気付かないようにさりげなく現れることも。例えば、飲み会の席に入りたい会社の社長がいたとかw

これは極端ですが、そんなチャンスやふと目に止まった情報を逃したくないですよね。

 

焦るのではなく、確実に前進する。学びは続けながらも、歩みを止めない。

常にチャンスをうかがう。気を張り詰めるのではなく、自分らしく待つ。

 

自分の中での「気持ち」の準備が整ったとき、チャンスは現れます。チャンスに「気づく」という形で。

 

また、ちょっとネガティブな見方をすると、「◯◯ができるようになってから…」というのは今の自分では不十分だと考えていることになります。

苦手分野を補うより、得意分野を伸ばす方が効率もいいです。

技術にはトレンドがありますし、転職を考えていない人でも積極的に新しいことや今と違うことの吸収を求められるエンジニアのみなさん。

そんな中で闘うみなさんを心から尊敬しています。

毎日毎日いろんな技術ネタがSNSやブログ、ニュースで流れ、心を痛めている方もいるかもしれません。

「自分には足りない」と。

 

でも、それはプラスアルファのものかもしれません。

飛ばし記事かもしれません。

千里の道も一歩から。

今手にしているもの、応用できそうなもの、身につけた方がいいもの、会社から求められているもの、これからやっていきたいもの、気持ちや考えを整理していきましょう。

 

私も、マーケター1年生になって半年。

いろんな遠回りをこの半年だけでもした気がします。

そのもがきをもうちょっとスリムにできたかなぁとは思います。

焦っても、できることも時間も限られています。楽しみも入れつつ、冷静になりつつ、やっていきましょう(言い聞かせてる)。

 

例えば、「このスキルがないとだめ」「経験がないとだめ」という会社があっても、大抵は「バランス」を見ていたりすることも多いです。もちろんいろんな会社がありますが、例えば言語をひとつ習得したから世界がバラ色になる、ってことはやっぱりないかなぁって思います。今の会社でも採用担当をしているので、思うところ多々…。これからもいろんな形で、私もアウトプットしていきたいなと思います。

 

そんなこんなで、自分の登壇資料について頂いた感想から書いたブログでした。

 

ゆかりん